コールマンのテント「マスターシリーズ」のようなオールシーズン対応のテントには、寒さ対策用にテント下部に冷気を遮断するための「スカート」が付いています。
一方、ふくまる家が今所有しているスノーピークのアメニティードームには、この耐寒用スカートがついていません。
しかし、冬にもキャンプに行きたい。
そこで、キャンプ泊改善ポイント(11/20編)にも挙げたように、他の方のブログを参考にスカートを自作してみました。
耐寒用スカートを自作
スカート無しのアメド
写真はアメドのノーマル状態。
濃い茶のシートがインナーテントの底部で、外から見える状態。
これだと、冷気が直接インナーテントのシートに触れるため、テント内部の温度が低くなってしまいます。
この内部の温度低下を防ぐために、オールシーズンタイプのテントでは、フライの先端にスカートがついていて、これが地面にまで伸びているため、外からインナーテントが見えない=冷気の侵入を防いでくれます。
(写真はColemanのMaster Series。フレームの右側にあるこげ茶の部分がスカート)
スカート作製&取付
スカートには ODシートを使います。
まず幅30cmにカット。
それを 32mm幅のダブルクリップでフライシートに取り付けていきます。取り付けるときは、ダブルクリップの金属部分が直接フライに当たらないように、スカートでフライシートを覆うようにして、その上からダブルクリップで止めるのが、冷気を防ぐには一番です。
しかし、この取付方法はフライシートをダブルクリップで直接挟むわけではないのですが、個人的には風などで力が加わったときにフライを痛めそうなので、なんとなく嫌。
そこで、ふくまる家ではテントのフレームパイプにロープを巻き付け、そのロープに ODシートを固定する方法を採用。
このようにして完成したのが、こちらの写真。
アメドLのインナーテントは一辺が 295cm あるのに対し、購入した ODシートは 270cm × 180cm。
切り出した ODシート 1枚ではインナーテントの1辺をカバーできないので、スカート端は2枚を重ねるように固定。
ODシートとフライは接触していて、ODシートは地面にも接触。これなら、完全ではないけど、かなりの冷気を遮断できると期待。
耐寒効果
アメニティードームのフライはブラウン色なので、濃いカーキ色の ODシートだと、後付けしたなと見た目でわかりますが、重要なのは機能性。
スカートの効果は、スカート有/無しでテント内がどれくらいの温度に維持できるかを測定すれば良いのですが、霜が降りるくらいの外気温でスカート無しはやりたくないので、どれくらい効果があるのかは分かりません。
ただ、氷点下近くの外気温でも、ストーブ無しでテントの中でくつろいだり、晩御飯を食べたりすることができました。
これなら、ストーブを使わなくても、冬キャンできそうです。
改善案
今回は、ブログ情報を元に ODシートを幅 30cm で切断して、スカートにしました。
この幅は、フライシートに直接スカートを取り付けるならば十分な幅なのですが、今回ふくまる家で試したロープに固定する方法では 30cmでは短かったようで、40~45cmは欲しいと考えました。
とはいうものの、30cmに切ったスカートはすでに 3枚あるので、これらを他に転用できそうであれば、新規で 40cmのスカートを作製する予定です。
製品購入の紹介
この記事で紹介した製品は以下のリンクから購入できます。
■ ODシート #3000
■ コールマン マスターシリーズ
まとめ
ODシートを利用して、アメニティードームに自作の耐寒用スカートを取り付けてみました。
これで冬キャンもストーブ無しでいけそう。
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